(※ 2017.11.16 追記 / 現在はSHORAI製のリチウムバッテリーを搭載しています。バッテリーテンダーのリチウムバッテリーは現時点で国内での入手性が非常に悪く、手に入ったとしてもこの記事を書いた時点と比べると非常に高価になっていて、その部分において残念ですが現状ではあまりお勧めはできません。
SHORAI製リチウムはバッテリーテンダー製リチウムほどの驚異的なコンパクトさ&軽さはありませんが、クランキングパワーはバッテリーテンダー製を上回ります。SHORAIについてはこちらに記載しております ↓ ↓ ↓
『ハーレースポーツスターにSHORAIリチウムバッテリーを搭載』
スポーツスターにリチウムバッテリーを検討している方は参考にしてください。)
昨日の記事の続きです。
充電器の比較です。これ、長旅をする人間にとっては結構大事なんです。
まずはこれまで愛用していた鉛バッテリー用の充電器の重さを計ります。
バッテリーテンダー製です。
電源プラグ込みで720gです。
本体部分のみの重さは558gですね。
次にリチウムバッテリー専用充電器の重さを計ります。
同じくバッテリーテンダー製です。
電源プラグ込みで235g、本体のみの重さは110gです。
本体のみの重さを比較すると、5分の1以下になります。軽っ。
では、大きさを比べてみます。
リチウム用の方が少し高さがあるのですが、全体としてはかなり小ぶりなのがわかると思います。
この大きさで、重さは5分の1なので、初めて触った時はおもちゃとしか思えなかったんです。
「Battery Tender Lithium Junior」の文字が見えます。リチウムバッテリー専用品の証です。
リチウムバッテリーに鉛バッテリー用の充電器が使えるかどうか?ですが、使えるという話と使えないという話があります。この辺りの事は私はよく分からなかったのですが、バッテリーテンダー製のリチウム専用充電器はそれほど高価なものではないので、持っておいて損はないでしょう。
というか、実際手に取ると、もうこれじゃないと嫌という気分になります。私は常日頃から長旅の事を考えていますので・・・。これなら躊躇なく長旅に持って行けます。
これは私にとって重要なポイントなんですね。
本題のバッテリーテンダー製リチウムバッテリーの使用感について書いていきたいと思います。装着したのが2015年1月27日ですので、現在は1年超経過したところです。
装着初日に感じた、「元気」になった感じというのは、1年通して変わりはありませんでした。昨日の記事に書いたように、鉛バッテリーと同じ電圧でも、流れる電気の質が違う気がするのです。
自分の体に置き換えて言えば、フグやスッポンを食べて血が元気になって、身体の調子も良くなった時の感覚です。それの電気版といったところですね。
鉛とリチウムとで、本当に車体を巡る電気の質が違うのかどうかはわかりませんが、リチウムの方が調子がいいのは確かです。
不思議なんですが、ひとつ思ったのは、リチウムの方が出力電圧が安定していて、なおかつ電気の流れがスムーズなのではないかという事。電圧にムラがなく、電気がロスなくまっすぐに電線を走る事によって、出口のひとつである点火プラグから発せられる火花も安定し、強くなって、エンジン内の燃焼に無駄がなくなり、より完全燃焼に近づくのではないだろうか。
しかし、それだけではない気がするんです。やはり電気の質が違うのではないかと思うのですね。
いずれにせよ、「点火」にすごく良い影響を与えているのを感じます。
バッテリー本体の小型化や軽量化よりも何よりも、リチウムにして一番恩恵を受けているのはここかも知れませんね。この部分は全く期待していませんでした。予想もしていなかったので、いい意味で驚きです。
ここ数ヶ月は充電器で充電していなかったのですが、昨日イグニッションオフ時に電圧を計ったところ、13.65vでした。1年前の装着初日に初期充電を済ませた直後と同じ数値ですね。今のところ、毎日の走行による充電で十分なようです。これは自己放電率の低さの影響ですかね?
1年使って、弱っている様子は微塵もありません。
さて、いいことずくめの様ですが、ここで、リチウムバッテリーのデメリットについて触れておきたいと思います。というか、一般的なリチウムバッテリーのデメリットとされている部分についての私の意見です。
ひとつは、鉛バッテリーに比べて低温に弱い、という点です。
外気温が低くなると始動性が悪くなる、と言われています。この部分を改善したメーカーもある様なのですが、バッテリーテンダー製はどうか?
私の答えは、問題ない、どころか、鉛バッテリーよりも断然いい、です。
季節によって一概には言えないところがあるのですが、概ね、気温10℃くらいまでは、1発でエンジン始動します。キュルキュルボンッ!
私が肌で感じる「寒い」基準の一つ、7℃では、火がつくまでに少しかかりますが、1発です。キュルキュルキュルボンッ!
気温5℃になると、1発ではかかりません。キュルキュルキュル・・・キュルキュルキュルボンッ!
気温3℃ではどうでしょうか。キュル・・・キュルキュ・・・キュルキュル・・・キュボンッ!
気温1℃です。キュ・・・キュルキュ・・・キュルキュル・・・キュルキュルキュ・・・キュルキュルキュルボンッ!
気温マイナス1℃、氷点下です。キッ・・・キッ・・・キュッ・・・キュル・・・キュルキュ・・・キュルキュルキュルキュルキュルボン!
気温マイナス3℃以下も似たようなものです。
これを見ると不安になるかもしれませんが、これだけセルを回しても、バッテリーへの負担はないんです。
鉛バッテリーなら冬場に2回3回始動を繰り返すと、だんだん電圧が下がってきますよね。だいたい3~4回始動に失敗すれば、やばいやばい・・・となって焦ってくると思います。電圧が落ちてゆく一方ですから・・・。
でもここがリチウムは違うんです。だんだん電圧が上がってくるんですね。これが、いいんです。
「気温マイナス1℃」を例にして、解説します。
「キッ・・・キッ・・・キュッ・・・キュル・・・キュルキュ・・・キュルキュルキュルキュルキュルボンッ!」です。
キッ(12.3v)・・・キッ(12.3v)・・・(12.4v)・・・(12.5v)・・・キュッ(12.5v)・・・(12.6v)・・・(12.7v)・・・(12.8v)・・・キュル(13.0v)・・・(13.1v)・・・キュルキュ・・・(13.3v)・・・キュルキュルキュルキュルキュルボンッ!(13.5v)
徐々に電圧が上がっていく様子がお分かりでしょうか・・・?
まあ、冬の儀式というか、エンジン始動のコツなんですが、注意点としては、キュとキュのあいだの「・・・」で、5~10秒待つ、という事です。このあいだに電圧は上がります。
私の経験では、セルを回しすぎて電圧が下がっていく事はありませんでした。車両に電圧計をつけているので、電圧が徐々に上がっていく様子が目に見えて分かるんですね。これがものすごく心強くて、安心できるんです。セルを回すのを躊躇しなくなるんです。
一応念のため、極力イグニッションコイルに負担をかけないように、「・・・」のあいだはキルスイッチをOFFにしています。
面倒くさそうですが、慣れれば簡単です。何よりも、もうこれじゃないと嫌です。
私が暮らすのは大阪堺なので、もっと寒さの厳しい地域では状況が異なると思います。
バッテリーテンダーの説明書には、Do not use the battery in temperatures below -10℃と書かれています。マイナス10℃以下では使うな・・・ですね。でも、マイナス10℃ 以下でバイク乗る人って、あんまりいないですよね・・・。私が知らないだけかな?
デメリットのふたつめは、電気系統の異常、つまり、鉛からリチウムに変えたことで起こる不具合ですが、私はこれについては、バッテリーとレギュレータとのマッチングの問題ではないかと思うのです。
多くのバイクは鉛バッテリー搭載を前提に設計されているので、特に年式の古いバイクにリチウムバッテリーを搭載した時に、電圧が上がりすぎる、という事がまれにあるようで、この場合、リチウムバッテリーのメリットを享受する為に、レギュレータの方を交換する方法もあります。
要はレギュレータをリチウムバッテリーに合わせて換装するのです。
しかし車両に電圧計がなければ、走行時の電圧が分かりませんね。例えば、充電電圧の上限が14.8vのバッテリーが、走行中15vを超えていたとしたら・・・。さらにそれ以上上がり続けると・・・。
もしリチウムバッテリーを搭載するのなら、併せて電圧計を取り付ける事を強くお勧めします。
なんかまとまりが悪くなってきましたが、とにかくバッテリーテンダーのリチウムバッテリー、メッチャいいです!
私は1年使って不具合もなく、耐久性がどうかと思っていた端子部分も異常なく、鉛バッテリーと比べて1ランク上の気持ち良さを得ています。気になる方は、是非!
DELTORAN デルトラン バッテリーテンダー リチウムバッテリー 240CCA
バッテリーテンダー バッテリー充電器 高効率 リチウム ジュニア
Harley Davidson XL1200 L Sportster Low
ハーレー ダビッドソン スポーツスター ロー
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『ハーレースポーツスターにSHORAIリチウムバッテリーを搭載』
スポーツスターにリチウムバッテリーを検討している方は参考にしてください。)
昨日の記事の続きです。
充電器の比較です。これ、長旅をする人間にとっては結構大事なんです。
まずはこれまで愛用していた鉛バッテリー用の充電器の重さを計ります。
バッテリーテンダー製です。
電源プラグ込みで720gです。
本体部分のみの重さは558gですね。
次にリチウムバッテリー専用充電器の重さを計ります。
同じくバッテリーテンダー製です。
電源プラグ込みで235g、本体のみの重さは110gです。
本体のみの重さを比較すると、5分の1以下になります。軽っ。
では、大きさを比べてみます。
リチウム用の方が少し高さがあるのですが、全体としてはかなり小ぶりなのがわかると思います。
この大きさで、重さは5分の1なので、初めて触った時はおもちゃとしか思えなかったんです。
「Battery Tender Lithium Junior」の文字が見えます。リチウムバッテリー専用品の証です。
リチウムバッテリーに鉛バッテリー用の充電器が使えるかどうか?ですが、使えるという話と使えないという話があります。この辺りの事は私はよく分からなかったのですが、バッテリーテンダー製のリチウム専用充電器はそれほど高価なものではないので、持っておいて損はないでしょう。
というか、実際手に取ると、もうこれじゃないと嫌という気分になります。私は常日頃から長旅の事を考えていますので・・・。これなら躊躇なく長旅に持って行けます。
これは私にとって重要なポイントなんですね。
本題のバッテリーテンダー製リチウムバッテリーの使用感について書いていきたいと思います。装着したのが2015年1月27日ですので、現在は1年超経過したところです。
装着初日に感じた、「元気」になった感じというのは、1年通して変わりはありませんでした。昨日の記事に書いたように、鉛バッテリーと同じ電圧でも、流れる電気の質が違う気がするのです。
自分の体に置き換えて言えば、フグやスッポンを食べて血が元気になって、身体の調子も良くなった時の感覚です。それの電気版といったところですね。
鉛とリチウムとで、本当に車体を巡る電気の質が違うのかどうかはわかりませんが、リチウムの方が調子がいいのは確かです。
不思議なんですが、ひとつ思ったのは、リチウムの方が出力電圧が安定していて、なおかつ電気の流れがスムーズなのではないかという事。電圧にムラがなく、電気がロスなくまっすぐに電線を走る事によって、出口のひとつである点火プラグから発せられる火花も安定し、強くなって、エンジン内の燃焼に無駄がなくなり、より完全燃焼に近づくのではないだろうか。
しかし、それだけではない気がするんです。やはり電気の質が違うのではないかと思うのですね。
いずれにせよ、「点火」にすごく良い影響を与えているのを感じます。
バッテリー本体の小型化や軽量化よりも何よりも、リチウムにして一番恩恵を受けているのはここかも知れませんね。この部分は全く期待していませんでした。予想もしていなかったので、いい意味で驚きです。
ここ数ヶ月は充電器で充電していなかったのですが、昨日イグニッションオフ時に電圧を計ったところ、13.65vでした。1年前の装着初日に初期充電を済ませた直後と同じ数値ですね。今のところ、毎日の走行による充電で十分なようです。これは自己放電率の低さの影響ですかね?
1年使って、弱っている様子は微塵もありません。
さて、いいことずくめの様ですが、ここで、リチウムバッテリーのデメリットについて触れておきたいと思います。というか、一般的なリチウムバッテリーのデメリットとされている部分についての私の意見です。
ひとつは、鉛バッテリーに比べて低温に弱い、という点です。
外気温が低くなると始動性が悪くなる、と言われています。この部分を改善したメーカーもある様なのですが、バッテリーテンダー製はどうか?
私の答えは、問題ない、どころか、鉛バッテリーよりも断然いい、です。
季節によって一概には言えないところがあるのですが、概ね、気温10℃くらいまでは、1発でエンジン始動します。キュルキュルボンッ!
私が肌で感じる「寒い」基準の一つ、7℃では、火がつくまでに少しかかりますが、1発です。キュルキュルキュルボンッ!
気温5℃になると、1発ではかかりません。キュルキュルキュル・・・キュルキュルキュルボンッ!
気温3℃ではどうでしょうか。キュル・・・キュルキュ・・・キュルキュル・・・キュボンッ!
気温1℃です。キュ・・・キュルキュ・・・キュルキュル・・・キュルキュルキュ・・・キュルキュルキュルボンッ!
気温マイナス1℃、氷点下です。キッ・・・キッ・・・キュッ・・・キュル・・・キュルキュ・・・キュルキュルキュルキュルキュルボン!
気温マイナス3℃以下も似たようなものです。
これを見ると不安になるかもしれませんが、これだけセルを回しても、バッテリーへの負担はないんです。
鉛バッテリーなら冬場に2回3回始動を繰り返すと、だんだん電圧が下がってきますよね。だいたい3~4回始動に失敗すれば、やばいやばい・・・となって焦ってくると思います。電圧が落ちてゆく一方ですから・・・。
でもここがリチウムは違うんです。だんだん電圧が上がってくるんですね。これが、いいんです。
「気温マイナス1℃」を例にして、解説します。
「キッ・・・キッ・・・キュッ・・・キュル・・・キュルキュ・・・キュルキュルキュルキュルキュルボンッ!」です。
キッ(12.3v)・・・キッ(12.3v)・・・(12.4v)・・・(12.5v)・・・キュッ(12.5v)・・・(12.6v)・・・(12.7v)・・・(12.8v)・・・キュル(13.0v)・・・(13.1v)・・・キュルキュ・・・(13.3v)・・・キュルキュルキュルキュルキュルボンッ!(13.5v)
徐々に電圧が上がっていく様子がお分かりでしょうか・・・?
まあ、冬の儀式というか、エンジン始動のコツなんですが、注意点としては、キュとキュのあいだの「・・・」で、5~10秒待つ、という事です。このあいだに電圧は上がります。
私の経験では、セルを回しすぎて電圧が下がっていく事はありませんでした。車両に電圧計をつけているので、電圧が徐々に上がっていく様子が目に見えて分かるんですね。これがものすごく心強くて、安心できるんです。セルを回すのを躊躇しなくなるんです。
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面倒くさそうですが、慣れれば簡単です。何よりも、もうこれじゃないと嫌です。
私が暮らすのは大阪堺なので、もっと寒さの厳しい地域では状況が異なると思います。
バッテリーテンダーの説明書には、Do not use the battery in temperatures below -10℃と書かれています。マイナス10℃以下では使うな・・・ですね。でも、マイナス10℃ 以下でバイク乗る人って、あんまりいないですよね・・・。私が知らないだけかな?
デメリットのふたつめは、電気系統の異常、つまり、鉛からリチウムに変えたことで起こる不具合ですが、私はこれについては、バッテリーとレギュレータとのマッチングの問題ではないかと思うのです。
多くのバイクは鉛バッテリー搭載を前提に設計されているので、特に年式の古いバイクにリチウムバッテリーを搭載した時に、電圧が上がりすぎる、という事がまれにあるようで、この場合、リチウムバッテリーのメリットを享受する為に、レギュレータの方を交換する方法もあります。
要はレギュレータをリチウムバッテリーに合わせて換装するのです。
しかし車両に電圧計がなければ、走行時の電圧が分かりませんね。例えば、充電電圧の上限が14.8vのバッテリーが、走行中15vを超えていたとしたら・・・。さらにそれ以上上がり続けると・・・。
もしリチウムバッテリーを搭載するのなら、併せて電圧計を取り付ける事を強くお勧めします。
なんかまとまりが悪くなってきましたが、とにかくバッテリーテンダーのリチウムバッテリー、メッチャいいです!
私は1年使って不具合もなく、耐久性がどうかと思っていた端子部分も異常なく、鉛バッテリーと比べて1ランク上の気持ち良さを得ています。気になる方は、是非!
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