シールド付きバイザーは別売です。
国によってはバンダナでOK、サングラスしてれば（目さえ守っていれば）OK、という地域もあるようです。
実際に10年前のロシアハバロフスクはバンダナしてればOKでした。（あ、あれはエヴァンと一緒にいたからか・・・）
日本では公道で原動機付自転車、オートバイを運転する際にはヘルメットの着用が義務付けられています。ヘルメットをしていなければ法律違反です。
先ほどの「ヘルメットによる情報の遮断」に関して言えば、半ヘル→ジェット→フルフェイスの順でどんどん情報が遮断されていきます。もちろんフルフェイスでも豊かな情報を得ることができる高性能なヘルメットはありますが、基本的には半ヘル・ジェットには及ばず、視野は確実に狭まります。
私はオートバイを運転する際に、周りの状況を確認するために視界と音を頼りにしています。サイドミラーで確認できなければ首を振って直視します。死角や背後の状況などは音が先に知らせてくれるので、周囲の音が聞きやすいことも視野角と同じく非常に重要です。
ここ数年、雨の日やロングツーリングなどではフルフェイスを被っていましたが、街乗りではずっと半ヘルでした。
半ヘルのおかげで些細な音に気付き、追突されるなどの事故を未然に回避できた、ということがこれまでに何度かあります。
普段そんなにスピードを出さないこともあり、半ヘルの方が利点が多いのですが、雨の日はやはり難儀します。雨粒が当たって顔が痛い。目もまともに開けてられません。
そこでヘルメットを新調することにしたのですが、ジェットヘルメットにした理由として、ヨーロッパで出会ったライダーたちの影響が大きいな、と思います。
ヨーロッパのライダーは安全に対する意識が非常に強く、見習うべき点が多かったのですが、そんな彼らの多くがジェットヘルメットを選択していた、というのがとても印象的でした。
特に私がお世話になったバイク乗り、バイククラブの連中は男も女もジェットヘルメットの装着率が高く、しかも！かっこいいライダーが多かったのです。
ほら、このおっちゃん ↓ とか、カッコイイでしょ！
あ、これはジェットではないですね、ドイツのスーパーで出会った紳士です。
1950年代のオートバイに同じ時代のイタリア製ヘルメット、ヘルメットの中を見せてもらいましたが見たことないメーカーでした。
まあ、理由はともかくジェットが一番バランスが取れていいのではないか、ということで色々調べてTT&COの500-TXに辿り着いたのです。ハーレーでは定番ですね。
商品説明でわかっていたことですが、想像以上に帽体が小さいです。そして帽体が非常に薄いので、驚くほど軽量です。
何年か前にヘルメット屋さんと話をする機会があったのですが、この「公道使用不可」の文言について、そして「SG規格」の取得の有無については、かなり複雑な事情があるようです。
詳しくは書きませんが私は現在納得して「公道使用不可」のシールを剥がして公道でTT&COの500-TXを使用しています。
500-TXは外部の規格に捉われることなく、被った時のシェイプの良さにとことんこだわって作られたTT&COの代表作です。
公式サイトには、こう書かれています。
"500-TXとはベルヘルメット社が1950年代に開発したレーシング用ジェットヘルメットである。 最小帽体でありながら、頭全体をしっかり覆うたまご型になっており、両頬にそったシェイプが特徴。
そのデザイン性は卓越されたもので、1962年ニューヨーク近代美術館に展示されたほど 実際に被ってカッコいいスモールJETヘルメットである。
4サイズ設定したが、帽体は変わらず内装を変えてサイズが変わる。"
往年のBELLの名作ヘルメット「500-TX」を現代の技術で蘇らせた、ある意味では究極のジェットヘルメットだと思います。作りの良さも安いヘルメットとは段違いです。
SG規格が必要であれば「スーパーマグナム」というジェットヘルメットをお勧めします。同じくTT&COが製作しているジェットヘルメットで、この「500-TX」よりもほんの少し帽体が大きく、SG規格と同時にアメリカのDOT規格を取得しています。
ちなみにSG規格を取得している「スーパーマグナム」は「500-TX」よりも安いです。
TT&CO スーパーマグナム スモールジェットヘルメット / amazon
TT&CO 500-TX スモールジェットヘルメット / amazon
気になる視野角は問題なく、音も半ヘルには劣りますが、フルフェイスよりも断然周囲の音が聞き取りやすいです。フィット感がありますが、密閉感は無く、頭も痛くならず、軽くて快適。見た目も小さくてイイですね。
作りがしっかりしているので安全性も高く、安心して遠出することができます。
別売のシールドを取り付ければ雨でもそこそこ快適です。
0 件のコメント :
コメントを投稿