ロシアの主要幹線道路、全行程約11,000kmに及ぶ世界最長の道、シベリア横断道路。
ひと昔前はその距離の長さに加え、ダート（未舗装路）の多さ、極端な悪路もあって、「世界で最も過酷な道」と呼ばれていた。
上の写真は2008年のもの。ビロビジャン（Биробиджа́н / Birobidzhan）からチタ（Чита/ Chita）まで2,000kmほどダートが続く区間があった。
酷いところはボコボコの穴だらけ、大きく陥没していたり、隆起していたり、バラス地帯があったり、池みたいな水たまりができてたり。
夜の林道のざわつき、野生動物の気配、真の暗闇と静寂、星空。いろんな意味で泣ける道。
そんな道でも道がある、というだけで当時はよかった。さらに前なら冬に凍った湖の上を走るしかシベリアを横断する術はなかった、らしい。
今は全行程アスファルトが繋がっていて（一部工事区間除く）、特にチタ周辺は新しく上質なアスファルトが敷かれている。超快適なドライビングロード。アドベンチャー感はかなり薄れて、退屈やけどね。
カテゴリー『地球バイク旅』
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