イグニッションコイル一次電圧昇圧回路 / V-UP 16

私のXL1200は点火系を強化しています。
イグニッションコイルの直前に、あるものを割り込ませているのです。





ヘッドライトの下に見えるものがそれです。








「www.twintop.jp  V-UP16」の文字が見えます。





イグニッションコイル一次電圧昇圧回路、製品名は「V-UP16」と言います。
先日の記事「点火系専用リレーハーネス その2」では、TWIN TOP製のリレーハーネスについて紹介しましたが、このV-UP16も、同じくTWIN TOP製になります。
「イグニッションコイル一次電圧昇圧回路」とは何かと言うと・・・詳しくはwww.twintop.jpを見て下さい。製作者ご本人が解説されています。
簡単に説明すると、バッテリーから来ている12vの電圧を16vに昇圧するものです。







「点火系専用リレーハーネス その2」の記事に書いたように、バイクの電源オンの状態でイグニッションコイル直前の電圧を計測すると、11.98vだったのですが・・・






V-UP16を取り付けると、このように15.80vまで昇圧されるのです。
現在では、点火系専用リレーハーネスを取り付けた事により、バッテリー〜イグニッションコイル間の電圧低下が「ゼロ」になり、バイクの電源オン状態のバッテリー電圧と全く同じ電圧、12.97vがコイル直前まで来ているのですが、このような場合でもV-UP16を通す事によって、コイルに流れる電圧が16.0v近辺まで上がります。

少し脱線しますが、「11.98v」でも「12.97v」でもV-UP16を通す事によって、結果「16.0v」近辺まで上がるのなら、「点火系専用リレーハーネス」はいらないんじゃないか?と思うかも知れませんが、そうではありません。
まず、バッテリーの負担が違います。ロスを無くすという事は余分な抵抗が無くなる事と等しく、同じ力で電気を流しても、より早く、より遠くまで、よりスムーズに流れていきます。要求電圧が同じならバッテリーがそんなに頑張らなくても良くなるんですね。
V-UP16からしても、12vを16vにブーストするのと、13vを16vにブーストするのとでは、負担が違いますよね?元の電圧が高い方が、昇圧するのも楽なはずです。
電気は目に見えませんが、余計なエネルギーを使うと「熱」という形に変換されて表に出てきます。その熱が各部の負担になります。
極力無駄なエネルギーの消費を抑える事で、電気部品や電線などの負担を軽減してそれらを保護し、耐久性を高めて寿命を延ばすのです。
更に関連する部分の電気の流れがスムーズになる事によって、各パーツが本来持っている機能や性能を最大限に引き出す、といった感じです。
TWIN TOP製「点火系専用リレーハーネス」は本当にオススメです。何てったってロスがゼロになるのですから、これ以上のものはありません。断言します。

私は開発段階からV-UP16の存在を知っていたので、V-UP16が市販されてすぐツイントップさんから購入して車体に取り付け、現在まで5年以上不具合無く調子良く走っています。
もう5年も継続して使っているとV-UP16が付いているのが普通の感覚になっているので、V-UP16が無い状態がどんなものだったかすっかり忘れているのですが、取り付けた直後の事を思い出すと、始動性が良くなって、アイドリングが安定して、それまでよりアイドリングを低くする事も出来て、走り出しがスムーズになって、加速が力強くなって、高回転での微振動が減って、ひっぱっても頭打ちの抵抗感が減っていて、エンブレも軽くなって、総評は簡単に言うと乗りやすくなってグッド!でした。

ただ、このV-UP16、取り付けてそれで終わりではないんですね。
 V-UP16本体は(美しい)ただの箱で、調整する機能はついてないのですが、別のものを調整することで、より効果的にその機能を発揮させる事が出来るのです。
もう分かっている人もたくさんいると思うのですが、続きはまた次の機会にさせてもらいます。

あ、ちょっとまとまりがなくなってきました。あんまり何を言っているか意味が分からないかも知れないので、気になる方は是非TWIN TOPさんのサイトをご覧になって下さい。

続きます





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