感謝

2016年タンデム旅行
6月11日 土曜日
ハバロフスク ロシア



朝9時ホテルのカフェで飯。そういえば昨日1日なにも食べてなかった。
ホテルの受付のガーリャにロシア全土地図とガソリン携行缶を売ってるところを聞く。
本屋の場所がようわからん。地図はガーリャが買ってきてくれることになった。夕方6時に仕事が終わって、それから地図を買って戻ってくると言う。なんて優しいんやろう。
DIYショップ、ホームセンターのようなところは場所が分かる。ガーリャが手紙を書いてくれた。ロシア語、きっと「ガソリンを入れる缶が欲しいです」と書かれていると思う。
ホームセンターの10% 割引カードをガーリャに手渡され、バイクに乗って走り出す。


花屋や食料品店が集まる市場に2軒、ホームセンターがあった。しかし目当てのガソリン缶は10L の物しかない。バイクに積むにはでかすぎる。
諦めてホームセンターを出て食料品店に行くとヘルメットを持った男が入ってきた。しゃべりかけてガーリャの手紙を見せると通じたのか通じなかったのか、ロシア語でめっちゃしゃべってくる。
「ニパニマイ(わからん)」と言うとその男は苦笑いして「ダバイ」、そしてついてこいの仕草。
スクーターのあとをついていくことに。

ホテルに戻る道を見失わないようにボコボコのストリートをぶっ飛ばすスクーターに必死についていき、辿り着いたのはガソリンスタンド。併設されたカー用品店に入るが店員がいない。スクーターの男はついてこいの仕草で再び走り出す。
車線変更しまくるスクーターについてしばらく走ると、大きな建物に到着。中に入るとカー用品店がずらりと並ぶ。半分は閉まっている模様。スクーターの男は空いてる店に入って片っ端から店員に聞く。建物内をぐるりと回る。
10L のガソリン缶はあるが、目当ての5L はない。諦めかけたその時に出口付近の店先で発見。無事150 ルーブルで5L のポリ容器ゲット。

サーシャ、スパシーバ!
ガーリャとの約束の時間までまだ時間がある。サーシャと会った売店でアイス買い食い。
ホテルに戻る。

6時前にフロントに行くとガーリャがいない。セキュリティーの男に聞くとガーリャは地図を買いに行っていると言う。奈奈と部屋で待つ。
ガーリャが遅い。もしかして地図を探して何軒か回ってるんちゃうか。
しばらくして部屋の扉ノック、開けるとガーリャ。

ロシア全土地図を探し回ってくれていた模様。バイク旅にちょうどいいサイズ。
「なんぼ?」
「プレゼント」
お礼に奈奈が100均で買ったキティちゃんか何かのバッグをガーリャに渡す。
明日早く出ようとしてたが、ガーリャは9時出勤。9時に開くカフェで朝飯を食べてから出ることになった。
ガーリャありがとう、また明日。

部屋の外が騒がしい。窓から覗くと結婚式。
ノリノリで見てて楽しい。こっちまで幸せな気分になる。

カフェは彼らの貸切。
バーでカフェメニューをもらう。全部ロシア語、見てもわからん。
ロシア語オンリーの店員に向かってボルシチ、ペリメニ、プロフ、チャイ、そしてガラスケースの中を指差して日本語で「これ」・・・



通じた。「これ」はでっかいペリメニやった。

人の優しさに触れて力がみなぎる。
明日出発。お気に入りのこの場所、セブンスターズホテルを発つ。



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