ナイトロン サスペンション / Nitron Racing Shocks

現在XL1200に装着しているリアショックは、ナイトロンです。
装着してから2年ほど経過しています。





プリロードと車高長の調整に加え、圧側2か所と伸び側1か所の合計3つのダンピング調整が出来るものです。いわゆるフルアジャスタブルサスペンションですね。モデル名はTWIN R3 と言います。
以前装着していたリアショックは、アメリカのレーステック製でした。ハーレー専用に設計された、プリロード調整のみのシンプルなものです。
リアショックは様々なメーカーがあって、用途によっても選択肢が変わります。私もリアショックを交換するにあたり、ずいぶん悩みました。
このナイトロンのリアショックを選んだ大きな理由のひとつは、これです。







「Japan Quality   Assembled in Japan」
どういう事か説明します。
ご存知の方もいると思うのですが、このナイトロンサスペンション、NITRON RACING SHOCKSはイギリスで設計・製作され、日本の正規輸入販売代理店、ナイトロンジャパンが組み立てを行って出荷しています。
つまりイギリスからパーツ単体で輸入して、それを日本国内で熟練の専門スタッフが、車種に合わせて、そしてライダーの体重や使用用途、好みといった様々な要望に合わせて、いちから緻密な調整を重ねて組み立てているのです。
アフターサービスやオーバーホールのついでに内部のダンパーのリセッティングをしてくれるところはもちろんありますが、購入時点で要望に合わせてセッティングしてくれる、というのがミソです。最初から理想に近いリアショックを手にする事が出来るのですから、そのメリットは計り知れません。

もちろん私も購入前にナイトロンジャパンに電話して、担当の方と綿密に打ち合わせをしました。かなり難しい要望だと自分でも思うくらい理想をぶつけたのですが、担当の方は真剣に考え、それに応えてくれました。エキスパートならではのアイデアを提示して下さって、理想を形にするように全力で取り組んでくれたのです。

このナイトロンジャパン、大元はテクニクスというサスペンション専門の会社です。
テクニクスは私が購入を検討していた「TNKインナーチューブ」の輸入代理店でもあります。超絶的な低フリクションで有名なSKFフォークシールの取り扱いもあります。フロント周りのフリクションロスの低減に目覚めた私としては、とても興味があります。また、その他にもサスペンションに関する様々なパーツの取り扱い、チューニングや加工、メンテナンスサービスを行っていて、まあ、その道のエキスパートですね。

ナイトロンを装着して初めて走り出した時は、最高でした。なにせいきなり理想に近い動きと乗り心地だったので、走行中に心の中でナイトロンジャパンの担当の方に感謝すると同時に、安心したのを覚えています。思っていることがきちんと正確に伝わっていた。そしてそれを見事に形にしてくれた。
初ライドでは実験的に設定を大幅に振ってみたり、極端な走り方をしたりしてサスペンションの傾向を探りながら、動きや乗り心地を確認しました。うん、このサスペンションは、いい。
走っているうちに、ここがあかんな、という不満点が出てきますが、あとの細かいところの調整は自分でやるしかないですね。なにせ調整可能なポイントがいっぱいあるのですから、いじりたい放題です。

それからも調整を繰り返し、今に至ります。最近は調整を変えることもなく、落ち着いていたのですが・・・。






少し前にフロントフォークのインナーチューブをDLC仕様にした事で、バランスが大きく変化し、車体の動きがはっきりと分かるようになりました。リアが少しバタバタするな、と感じるようになったのです。以前はフロントもバタバタしていて、要は車体全体がバタバタしていたのでよく分からなかったのですが、フロントの動きがすっきりした今では、リアのバタつきがはっきりと分かります。

これからリアサスの調整をしていくのですが、私の好みに合わせた、私のやり方です。ちょっと特殊だと思うので、他の人にはあまり参考にならないかも知れません。
いや、ハーレー乗りには参考になるかな?
続きます。





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