警察署に連行

2016年タンデム旅行
6月29日 水曜日
?〜チェリャビンスク ロシア



朝、宿出たらすぐぬかるみ。水が引いてて昨日よりマシ。






奈奈歩きでソロで走行、慎重に進む。もうタイヤが滑るからどうしようもない、ゆっくり行くしかない。







脱出、アスファルトに出るとタイヤにこびりついた泥が飛び散る。しばらくはタイヤのグリップ感を確認しながら走行。







雲行きがあやしい、ガソリンスタンド併設のマガジン(売店)の店員のおばちゃんの顔めっちゃ怖い。喋ったらいい人やったからよかった。







晴れてきた。でも遠くに雨雲、雲の流れが早いからいつまた降り出すか分かれへん。







クルガンを超えてさらに進む。







チェリャビンスクに入った。今日はこの街で宿に入る。






順調順調、と思っていたその時、パトカーのサイレンが鳴る。停止命令を受けて行く道を塞がれて停車。違反はしてない、はず。
パトカーから警官が二人降りてくる。バイクを降りるとドキュメント(身分証)の提示を求められる。書類に不備はない、はず。パスポートとバイクの登録証を見ながら無線でやりとりしてる。
ノリのいい方の警官に名前を聞くと「俺の名前?ルスラン!」と言った。
「ルスラン?」と聞くと笑いながら「ニェット!ルルルルルスラン!」巻き舌。
「ルスラン?」「ニェット!ルルルルルスラン!ルルルルルルルルルルッ!」
悪い警官ではなさそう。





で、奈奈がパトカー、





俺がパトカーの後について・・・





初の連行。書類に不備はない、はず!
ドキドキ、ワクワク、今日は早く着いたから余裕があってこんなんも楽しい。






連れて行かれた先は警察署、取り調べ?何もかも初体験。
こっちは違反もしてないし書類も万全。取り調べに時間が掛かって暗くなったら警察署で世話してもらおう。それはそれで面白そう。








と思ってたらあっけなく解放。俺らに興味があっただけ?警察署の警官たちもみんなフレンドリーやった。
ルルルスランに安い宿知らんか聞いたら付いてこいと言って着いたところは宿ではなく、ルルルルルスランじゃない方の警官と一緒に建物の中に入ると役所のようなところで、いくつかの部署を回って何かを聞いて外に出る。







で、ついてこいでついて行ってたどり着いた先は4つ星ホテル。安全な宿がここしかないのか正式なレジストレーション(滞在証明書)を発行してくれるホテルが他にないのかよく分からんけど、とにかく4つ星、ここは高級なホテル。ルスランはここしかなかってんごめん、といった感じ。
フロントに行って値段を聞いてびっくり、5,000ルーブル日本円で7,500円超。他に安い部屋はない。そしてこの辺のホテルはどこも同じ価格だと言う。金額交渉すると朝食抜きで4,190ルーブルになってもう他探すのめんどくさいからそれで決まり。














4,190ルーブル払って入った部屋がでかすぎてさらにびっくり。












後で分かった、この部屋スウィートルーム。俺らにははるかにオーバースペック。でもたまにはこんな部屋もいいよね〜、ってことで人生初のスウィートルームを楽しむことにする。








近所のカフェ「ROUTE 66」 に潜入。ハンバーガーが出てくると思ったらリアルトラディショナルロシアンフード。







スープといえば今までボルシチばっかり食べてたけど、このスープ、もう一つのロシアの伝統、サーリャンカが最高に美味い。肉の旨みと強い酸味が特徴、ここのサーリャンカは絶品。





羊肉のシャシリクもトラディショナル、強烈な野生の味、めちゃくちゃ美味い。










チェリャビンスクのルート66はロシアの伝統料理を最高に美味しく味わえる名店。オーナーのおっちゃんとおばちゃんもフレンドリーでとてもいい店。





ホテルのフロントのみんなも親切。チェリャビンスク、ちょっと高級やけど綺麗でいい街、警官も悪い警官じゃなくてよかった。





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