もっとロシアにいたい

2016年タンデム旅行
6月30日 木曜日
チェリャビンスク〜シム ロシア



準備してスウィートルームを出る。



部屋に置いてたペットボトルの水2本のうち1本飲んだとフロントに報告すると
「無料です、もう1本持って行きますか?」ということで水1本もらって出発・・・













の前に車体チェック。フットペグとブレーキペダルを止めるボルトが緩んでた。
短期間で距離を走るからボルトナットの緩みやすいところや車体の弱い部分がよくわかる。







出発。今日は幹線のモーテルに泊まる予定。場所は未定。







初めて見えた「モスクワ」の表示。といってもまだあと1,800Km ある。







フットペグから嫌な感触が伝わる。フラットな路面のちょっとした凹凸でもコツコツした振動を感じる。多分エンジンマウントの疲労、エンジン自身の振動と路面の凹凸をラバーマウントのラバーが吸収しきれてない感じ。






ミアースを超えてサブウェイの看板。サブウェイ食いたい。







ちょうどガソリンスタンドの隣にサブウェイがあった。給油してサブウェイに入る。
日本ではあんまり食べへんけどここのサブウェイは美味しい。日本のサブウェイより美味しいと思う。
サブウェイを出て一服して車体のチェックをすると、フロントのエンジンマウントのラバーが変形して5ミリくらいずり落ちてた。いやな感触の正体はこれか、エンジンが下がっておそらくボルトにも負担が掛かってる。モスクワまで行けばなんとかなると思うけどそれまで持つかどうか。奈奈にも見てもらって状態の説明をして最悪振動と衝撃でボルトが折れたらエンジン落ちるかもと言っておく。
その他にもフロントフォークからオイル漏れしてたりオイルホースからオイル漏れしてたりエアクリーナーのブリーザーからオイル漏れしてたりするけど大した問題じゃない。幹線を走る車はもっとボロボロ、多分問題がない車の方が少ない。最悪、これがこうなったらこうなるとイメージしたものを頭の片隅に置いて走行する。







天気悪い。雨が降ると視界が悪くなり、道がよく見えなくなる。そうなるともう勘で走るしかない。走行中の雨は大嫌い。







バイクもボロボロ、装備もボロボロ、俺と奈奈の身なりもボロボロ。これで雨風強くてバイクで走る時に辛い状況やったりすると一体俺たちは何をしてるんやろうと思う。なんでこんなにしんどくて危険なことをしてるんやろう。







考え出すと色々悪い想像も膨らむけど、注意していれば防げることもある。あとは運。しんどい分ちょっとしたことが嬉しく喜びもでかい。結局こうしたくてこうしてるし楽しいからここにいる。安全に注意して先に進む。







いくつかの峠を越える。幹線を走る車、みんな集中力が高い。たまに変な奴もおるけど誰もこんなところで事故したくない。それが走ってて伝わる。







雨降っててもたまに晴れ間が見えるとそれだけで気分が救われる。靴底からは相変わらずコツコツ、ゴツゴツした嫌な感触が伝わってくるけどそれ以上の異変はない。大破しないように祈るしかない。きっと大丈夫。













大きな峠を越えて見える素晴らしい風景。長い下り坂の途中に見える「Гостиница」の文字。ガスチーニッツァ、宿発見、今日はあそこに泊まろう。







部屋が空いてて無事チェックイン。









あとから来たオーストラリア人バイカー夫婦とともにバイクをガレージに入れる。この夫婦はロシア語が全く分からず、英語が全く喋れない宿のおばちゃんに通訳を頼まれる。日本人の俺がロシア語を英語に通訳。







オーストラリア人夫婦はすぐにシャワーを浴びて、俺らはカフェで晩御飯。







結局そのオーストラリア人夫婦とは大して交流せず、それぞれの時間を過ごした。夫婦でいるとそんなもんかも。
なだらかな丘に沿って広がる美しいシムの町並み。シベリアを抜け、見える景色も変わり、ロシアの旅は少しずつ終わりに近づいている。気がつけば、もっとロシアにいたいと思う気持ちが、じわじわと生まれ始めていた。





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