Berliner Philharmoniker Open Air 2016


「Berliner Philharmoniker Open Air 2016」 秘蔵映像✌️

2016年8月にベルリンで開催されたベルリンフィルの野外コンサートの模様です。
指揮者登場からブラームスの交響曲第2番の導入部分、まで。



こちらは6月開催で数万人規模のヴァルトビューネ、ではなく、ベルリンフィルハーモニーホールの目の前にある公園でのフリーコンサートです。野外・無料。
バイクはフィルハーモニーホールの駐車場に乗り捨て!(ちゃんと警備員さんの許可はもらいましたよ!)

シリアのミュージシャンによるオーケストラ(Syrian Expat Philharmonic Orchestra、彼らの演奏もやばかった!)を招き、ステージの合間にはDJに合わせてみんなで大合唱、グラサンをかけた楽団員、コンサートマスター樫本氏の手には扇子、目の前にはマリファナを吸う男(ベルリンはフリーなようです)、いい感じに酔っぱらってるおじいちゃんおばあちゃん、など、オープンエアーならではの空気感が心地良く、8月のベルリンの暑さとともに強烈に記憶に焼き付いてます。

 2016年は欧州でのテロが頻発し、旅行中にもフランスとドイツで大規模なテロが起こりました。 ヨーロッパ中でテロに対する緊張感が高まっている中、開催されたベルリンフィルのフリーコンサート。
会場に入る時にIDチェックや持ち物チェックもなく、本当に自由に出入りできたのが逆に不安。

チューニング中に奇声が上がり、一瞬静まり返る場内。声がした方向を見つめる楽団員。 指揮者サイモン・ラトルは『RHYTHM IS IT !』そのままの強さと柔らかさで語りかけ、奏でられる音楽はまさに魔法。

平和な未来を信じる力、恐怖に立ち向かう勇気、最高のハーモニーととろけるような暑さで会場はひとつになり、コンサートは無事に終了。疲れきったけどみんな笑顔。

ベルリン市民がどれほどこのオーケストラを誇りに思い、このオーケストラがどれほどベルリン市民に愛されているか、が少しだけわかった気がします。





あ、あとその後の宿探しでベルリンの厳しさと優しさも良くわかりました。

次の日の朝の太陽の光に照らされたアスファルトや石畳や背の高い古い建物が妙にキラキラと輝いて見えたのがとても印象に残っています。

0 件のコメント :

コメントを投稿